合併症

糖尿病は、運動療法、食事療法、薬物療法などで血糖値を正常にコントロールすることが重要ですが、食べ過ぎたり、薬の服用方法を守らなかったり、運動不足になったりして血糖値を正常にコントロールすることを怠ると糖尿病が進展しさまざまな合併症が出てきます。糖尿病の合併症とは、毛細血管を中心に生じる細小血管障害と比較的太い血管に起こる大血管障害に分けられます。細小血管障害には、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害があり、糖尿病発症後10年前後の経過を経て出現すると考えられています。大血管障害には、心筋梗塞、脳梗塞があり、境界型糖尿病と呼ばれる糖尿病予備軍の段階から発症・進展することがわかっています。

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・糖尿病網膜症
症状は、目のかすみ、視力障害、眼底出血により視力低下が起こり、放置していると失明にいたることもあります。
・糖尿病腎症
症状は、無症状ですが、軽い蛋白尿がみられ、悪化すると尿中の蛋白量が増加してきます。腎臓の機能も低下し、腎不全にまでいたると血液透析による治療が必要となります。
・糖尿病神経障害
知覚神経障害→手足、特に足先のしびれ、冷感、痛み、感覚鈍磨など。
運動障害→大腿部の筋萎縮、筋力低下、外眼筋麻痺、顔面神経麻痺など。
自律神経障害→たちくらみ、異常発汗(食後)、胃もたれ、悪心・嘔吐、便秘、下痢、動悸、尿閉、勃起機能不全、無痛性心筋梗塞など。
・大血管障害
動脈硬化が脳の血管で進展すると脳梗塞に、心臓に栄養を送る冠動脈で進展すると狭心症や心筋梗塞に、足の血管で進展すると閉塞性動脈硬化症になります。

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